2019年07月01日

その訳

 人は 誰も 好きなことをしている時は ついつい夢中になり

時間が経つのも 忘れてしまいます。「音楽」を している時の 

かつての私は まさしくそんな感じで 過去の記憶を辿ると

食事の時間も惜しんで没頭していた場面が 頭に浮かびます。

 音楽の面白さというのは 「創る」 「奏でる」「伝える」 という

行いの中で 溢れ出てくるものだと思います。

この中でも 私 が特に好きなのは 時間を費やし 大変な作業

となる「創る」ということです。

今回は このことについて 書いていこうと思います。
 
「音楽」 と いう言葉の中にある 「音」 というのは とてつもなく

不思議であり 魅力的で 変化に富んだ奥の深い代物ではないか

と思うことがあります。たった一つの「音」は 空気の 振動でしか

ないのに音程がつくことで その存在を現わし テンポと コード

進行という ちょっとしたルールの中で 様々な音符として形を

表し そして それが 幾千幾億通りかの 組み合わせの中で 繋がり

旋律を生み出します。言葉も また同じ様に。例えば 日本語の

50音 英語のアルファベット25文字 を 例にとって言えば

それ単体であれば ただの文字  ただの一音でしかないのに これも

また幾千幾億通りの 文字と文字との出会いにより 言葉を作り 

それが繋がり フレーズが生まれ 作者の想いや考えが相まって

歌詞の世界を作り出します。

その歌詞は旋律にのり 作者の想いと メッセージのこもった 

一つの歌となります。この一連の作業が 私の心をワクワクさせ

楽しい気分にさせてくれるのです。これってすごいことだと思うのです。

音楽が表現する 歌の世界というのは 全くの想像の絵空ごとであったり

日々の暮らしの中で 実際に経験し 想い 感じた リアリスティックなもの

であったり あるいは実際の出来事に 少しの膨らみと 想像を加えたもの

であったりします。それが どんなものにせよ 歌には歌の世界があり

そこには 作者の その時々の 心情や想い 生きるメッセージをも 表現する

ことができます。まったく何もない白紙の状態から 自分が これだと感じた

言葉や歌詞 旋律を思い浮かべ ジグソーパズルの ひとコマひとコマを

当てはめるかのように 見つけ 探し出しいくことで 歌の世界が生まれます。

それは創り手の『こころ』そのものだと思います。私は いつもそれが聴いて

頂ける方に 伝わるように 如何に心を込めて歌 うかということが大切なこと

だと思い 歌い続けていました。音楽というのは、。自分が色々な唄を聴く時も

勿論そうですが 心に響く 素敵な旋律 歌詞 編曲は 素直な気持ちで 

そっと瞼を閉じて 耳を傾けると そこには その音が表現する歌の世界が

広がります。伝わるもの 受け取る側の心のカタチによって広がる様子も

違いますが そこにあるsoul&spritは 心に響き 旋律や歌詞が生み出す

イメージは一つの場面となり まるで動画を見ているかのように心に浮かびます。

私が作詞作曲をする時は ピアノやギターが弾けていた頃は弾きながら

創っていましたが 病気の進行により それが出来なくなってからは 頭の中で楽器

を鳴らし イメージを膨らましてハミングしながら創りあげていきます。 そうです

このことがまさに曲作り と 音楽を創作することの 興味と 楽しさを 駆きたてる

最大の魅力であり 理由なのです。何故ならそれは場所を選ばないからです。

頭の中でイメージして行う作詞作曲ですから 何処にいても いつでもできます。

たとえば散歩している時でも 食事している時でも 何もすることがなくて退屈で

ボーっとしている時でも たとえ体調を崩し病院に入院中のベッドの上でさえも 

いざ頭と心の中で作曲モードになれば いつでもどこでも 大好きな音楽が出来て

しまうのだから 私にとってこれは 何物にも変えられない 超役立つ 最高に

ご機嫌な アイテムなのです。

 
 次回からは、 私が思案して考え出した 手足の動かない 寝たきりの私でも

楽曲の演奏に 加わることの可能な 「なんちゃってパーカッション」の内容や

その方法を 私の 音楽に対する想いや 過去のエピソードなどを 交えながら 

連載していこうと 思います。






Posted by melody house at 15:14│Comments(0)
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